節約しながらの観光にピッタリなのが、美術館や博物館めぐり。ロンドン市内の公立施設は、ほとんどが入場無料。
テムズ川沿いの旧発電所を利用した国立美術館TATE Modernも企画展示は有料だが常設は無料。しかも、常設とは言え、そのコレクションの豊富さだけに、定期的に展示作品は入れ替えられている。2010年10月と2011年12月に訪れたが、まったく違う内容だった。
モダンアートに詳しいわけではないが、ピカソ、ダリ、ウォーホールなどを見られるだけで、満足。加えて、「へー」「ほー」的な出会いもある。それは、1930年代にドイツ、バウハウスに留学した、建築家であり写真家、山脇巌のプリントだったり、ドイツやソ連のプロパガンダ芸術だったり。
写真は、ウーマンリブ運動のポスターの数々。「2月は黒人、3月は女性と、それぞれの歴史の月だが、その他は何の月?」と問う1枚も。さて、答えは?
TATEの正面入口からテムズ川の向こう岸を結ぶMillennium Bridge。橋を渡れば、St.PAUL大聖堂。日曜日の礼拝は誰でも参加できる。