2012年3月21日水曜日

London Olympic Marathon Route


 そんなに興味があるわけではない、ロンドン・オリンピック。ただし、マラソンは別。これも競技が楽しみというより、コースだが。
 今回は、バッキンガム宮殿からトラファルガー広場に向かい、ビッグベンを経由して、再び、バッキンガムに。この後、テムズ川沿い〜セント・ポール大聖堂、ロンドン塔などを横目に市内を廻るコースを3周して、またまたバッキンガムとトラファルガーの中間点あたりがゴール。
 お上りさん的ではあるが、ビールでも飲みながら、あーだ、こうだとウンチクも披露できそう。そんなに知識ないけど。
 にしても、途中、石畳もあるらしいし、狭いし、走りにくい、そして観戦しづらいのでは? 
 そうそうオリンピックで、7月下旬から8月上旬のロンドンの宿は、大高騰。なじみのHOTEL 65も約倍だってさ。

2012年2月15日水曜日

Fair Trade


  Fair Tradeとは、直訳すると公正な取り引き。例えば、チョコレートの場合、カカオ農園、工場、流通、小売に至るまで、さまざまな人たちが携わっている。それらの人たちの人権が尊重され、労働や賃金が搾取されることなく、消費者まで届けられた商品のこと。
 数年前まで、アフリカでは、「カカオは、子供たちの汗と血で作られている」と言われていた。 Fair Tradeが浸透しつつある今、現状は、いくらか改善したかとも思えるが、まだまだ児童労働や搾取を撲滅するには至っていない。
 問題解決は、使用者だけの責任ではなく、 消費者が積極的にFair Trade商品の購入を実践することが大切。価格は高いように思われがちだが、Fair Tradeがもっと広まれば価格高騰の是正にもつながる。ま、貴重な労働力によって生産された商品に、それなりの価格がつけられることは当然と考えられるべきなのだが。

 ロンドンは、議会で、Fair Tradeを推進する都市であることを議決している。だから、街には多くのFair Trade商品が並ぶ。最大手デパートのHarrodsでもFair Trade商品が売られている。スーパーに行けば、紅茶、コーヒー、チョコレート、砂糖から果物まで揃っている。空港の自販機でもFair Tradeチョコを買える。日本でも、そんな街を増やさなければならない。

2012年2月1日水曜日

Magic Corn


 今の日本の大寒波ほどではないが、昨年末のロンドンもかなり寒かった。特に、Rough Tradeを梯子した日は、雨。夕方には、冷たい雨が体を震わす。
 そんな時に見つけた、湯気立ち上る屋台。看板には、とうもろこし。勝手にポタージュの店と解釈し、これは温まるに違いない。おもむろに近づき、何も聞かずに注文。
 まず、ヒンディ?なまりで、フレーバーを聞かれる。お薦めは、辛いものが大丈夫なら、「チリ」とのこと。じゃあ、それ!
 すると、店員。サーモスタンブラーに、茹で上げたコーンを投入。次に何やらスパイス。そして、シャカシャカ。できあがり。紙コップにスプーンを添え、手渡された。£1.50
 言ってみれば、メキシカンチリ風味のバターコーン。けっこう辛くて美味しい。体も温まったが、雨の中、レコード袋抱えての立ち食いは難しいと判明した次第。

2012年1月30日月曜日

Two Drunkers


 東京でもニューヨークでもロンドンでも、街を歩いていて、意外な場面に出くわすことがある。
 それは、楽しかったり、怖かったり、時には悲しかったりもするが、白昼のLeicester Sq.で、酔っ払い2人が美容院に頭から倒れこむ姿は衝撃的で、笑うしかない反面、もう少しシャッターを切れば良かったと後悔を誘う。

2012年1月29日日曜日

The O2


 今は昔、ミレニアム時に建てられた、その名もミレニアム・ドームを某エンターテイメント企業が再開発。ヨーロッパ最大のアリーナO2 Arenaを有する、ちょっとしたイベント&アミューズメント施設になっている。
 行く前は、O2 Arenaって言うくらいだから、横浜アリーナのような施設をイメージしていたが、ファストフードではない本格的なレストランやパブなどが立ち並び楽しい。
 行った時は、空港、ホテル、即ライブと時間がなかったので、次回は昼間にゆっくり外を楽しんで、夜ライブに臨めたら良いかと。
 因みに、今年のロンドン・オリンピックでは、バスケットボールの会場になるとのことだ。

O2 Academy Brixton


 昔は、Brixton Academyと呼ばれていたが、ネイミング・ライツにより、イギリスの携帯電話会社O2の社名を冠している。The O2も同様だ。
 初めて来たのは1993年のThe Levellersの時。この地域は、ジャマイカ人やアフリカ系黒人が多く、あまり治安が良くないと言われていたが、その分、パワフルな街だ。パブに入っても、HOTEL65のあるHammersmithとは客層が全く違う。
 館内は、1階がスタンディングのアリーナ、2階は、バルコニーと呼ばれる自由席。もともと劇場だったこともあってか、天井が異様に高い。また、1階にも席があったみたいで、後から前に傾斜がついている。
 1階、2階ともに、ドリンクコーナーがあり、ビールやサイダーが売られているが、その量は、きっちりパイント。酒飲みにはうれしい限り。ただし、天井の高さとエアコン機能のせいで、中はけっこう寒い。冬に飲み過ぎると、トイレが近くなるので、注意が必要と、自分に言い聞かせる次第。

Caviar House Oyster Bar@Heathrow Airport


 日本の場合、セキュリティ・チェックをしてしまうと、大したものが食べられなくなるが、ロンドンは違う。イギリスの食文化を未だに馬鹿にする人もいるが、この空間を知ったら、そうは言ってられなくなる。
 Heathrow Airportの第3ターミナルにあるCaviar House Oyster Bar。ロンドン市内の本店は、敷居が高すぎて入ったことはないが、空港の支店はカウンター。気軽にカキをはじめシーフードを楽しめる。カキは、その時のお薦めが数種類、キリっと冷やされた白ワインとともに。ガーゼに包まれたレモンを絞って楽しもう。

2012年1月24日火曜日

HARRODS


 日本でも超有名な高級デパート。用なんかないように思うが、ここの食料品売場は、かなり楽しい。紅茶やクッキーなど、お土産の調達にも便利。デリを買って、ホテルで食べるのも良いと思う。
 さて、ここでは、リュックサックは、なぜだかご法度。背負っていると、前に抱えるよう、セキュリティに注意される。万引き防止かとも思うが、ショルダーは大丈夫みたい。

2012年1月23日月曜日

Stonehenge


 2年前、せっかくだからと、Stonehengeへ。20数年前からイギリスに来ているが、ここは初めて。ロンドンWaterloo駅から電車でSalisbury下車。ここからは、入場料込みのバスが出ている。
 宇宙人の置き土産かなんて一昔前までは言われていたし、イギリス人の友人は、石の前にUFOが降り立ったのを見たとのこと。実際、そういうものであってほしい。違うみたいだけど。
 さて、当日は、あいにくの雨。しかも気温も低く、石に近づくのがやっとで、周りを一周すらしなかった。
 機会があれば、また行くかと問われれば、「どうかな」と答えるだけ。

2012年1月22日日曜日

LONDON EYE


 ミレニアムに作られたLONDON EYE。少々高値だが、2010年秋、せっかくの機会と乗り込むことに。寒いし並ぶのも面倒なので、ファストパスを購入。


 並んでいる時には分からなかったが、乗り込んだ船内は、かなり広い。20人は余裕。窓も大きい。この日は、ロンドンには珍しく快晴。風景も良く見えて、乗って正解だった。時間と予算に余裕があれば、お薦め。

Patridges - Super Market -


 Kings Rd.のスーパーマーケット、Patridges。構えは少々高級で入りづらい感もあるが、週末には、正面の広場にマーケットが出たりして、なかなかのにぎわいを見せる。


 このスーパー、奥にイートインスペース併設されている。メニューは、スープとサンドウィッチなどだが、いちいち本格的。パニーニに添えられたサラダも本気味で、多めに注がれるグラスワインが進む。しかも値段は、ほどほど。東京でワイン1杯飲んで、ちょっとつまむよりも安い。こういう空間が、さりげなく存在するのが、ロンドンに良いところ。

2012年1月18日水曜日

St.Paul Cathedral


 クリスチャンではないが、ロンドンの教会めぐりも楽しい。王道のSt.Paul Cathedralは、日曜日の礼拝に、信者ではない観光客でも参加できる。で、礼拝のようすを間近に見たければ、ぜひ参加すべき。大聖堂に響く賛美歌は、なかなかの迫力。お薦め。

2012年1月17日火曜日

The British Museum


 まぁ、よくあれだけの貴重品を集め管理・展示していると感心しそうになるが、言ってみれば、ほとんどが盗品。もとの所有者に返すのは難しいかもしれないが、あちこちでもめている現状を考えれば、せめて、"British"を”World”と改めては、どうだろうか。
とは言いつつ、ここも無料。時間があれば必ず行っているのだが。
 

 さて、ロンドンの博物館や美術館で、よく見かけるのが、写真のように、写生している人たち。中には、イスを持参している人までもいる。それから、どこでも基本的に写真撮影はOK。だから、図録を買うのも良いが、自分の気に入った作品を撮影するのも、一興かと。

LONDON ZOO


 The Engineerで食事した後、そう言えば、近くに動物園あったなと思い立ち寄ったLONDON ZOO。写真は、ゴリラ・キングダムに並ぶ人たち。そうとう寒い日だったが、こんなに多くの人が見たいと思うゴリラ・キングダムとは?


 実は、訪れた2010年10月当時、妊娠中のゴリラがいたため、見物人も多かったみたい。実際、妊婦はおらず、まぁゴリラだった。でも、久しぶりに見たので、ちょっと楽しい。寒いから、ゴリラも大変ではあるが。


 で、このLONDON ZOO。すごいのが虫。写真は、苦手な人も多いアレ。これ、本物って、すごくね? 他にも、好かれている系の虫たちもたくさんいるが、これはインパクトがあった。

2012年1月16日月曜日

National History Museum


 多くの観光客で賑わう大英博物館。日本のガイドブックにも、バッキンガム宮殿などと並び、観光案内の真っ先に掲載されている。多くの歴史的盗品、時には建造物までもが一堂に見られる点では、興味深い場所だと思う。
 ただ、個人的には、1度行けば十分(実際は、数回行っているが)。昨年1月の訪英では、他に何かないかと、いろいろ調べた結果、自然歴史博物館へ行くことにした。これが、正解。


 ここは圧倒的に子供連れが多い。館内に入るまでは、その理由が分からなかったが、展示が極めて遊園地のアトラクション的で、再現された恐竜が動いたりするのだ。大人でも楽しめるはず。


 それから、休憩スペースが凄い。ちょっとしたホテルのバイキング並みの品揃え。スイーツの充実ぶりもさることながら、ビールやワインもある。席数も多い。ここで1日楽しもうという気持ちになれる、この空間。日本の施設にもほしいところだ。

2012年1月15日日曜日

TATE Modern


節約しながらの観光にピッタリなのが、美術館や博物館めぐり。ロンドン市内の公立施設は、ほとんどが入場無料。
テムズ川沿いの旧発電所を利用した国立美術館TATE Modernも企画展示は有料だが常設は無料。しかも、常設とは言え、そのコレクションの豊富さだけに、定期的に展示作品は入れ替えられている。201010月と201112月に訪れたが、まったく違う内容だった。
 モダンアートに詳しいわけではないが、ピカソ、ダリ、ウォーホールなどを見られるだけで、満足。加えて、「へー」「ほー」的な出会いもある。それは、1930年代にドイツ、バウハウスに留学した、建築家であり写真家、山脇巌のプリントだったり、ドイツやソ連のプロパガンダ芸術だったり。
  写真は、ウーマンリブ運動のポスターの数々。「2月は黒人、3月は女性と、それぞれの歴史の月だが、その他は何の月?」と問う1枚も。さて、答えは?


 TATEの正面入口からテムズ川の向こう岸を結ぶMillennium Bridge。橋を渡れば、St.PAUL大聖堂。日曜日の礼拝は誰でも参加できる。

s&m (Sausage and Mash) Cafe


 Liverpool Street駅から徒歩数分、Brushfield Streetに面したビストロ的な佇まいのカフェs&m。Rough Tradeでのインストア・ライブに向かう途中、お客さんで賑わう店内を見て、その雰囲気が気になり、メニューも見ずに帰りはここで食事しようと決めた。
 メニューは、 ソーセージやパイなど、イギリス伝統料理をちょっとおしゃれにアレンジ。店名にもなっているソーセージは、2本か3本を選べ、この日は2本をチョイス。1本はオーソドックスなポークだが、もう1本は、ポークの中に、ドライアプリコットが練り込まれていて、ワインが進む。付け合わせは、これも店名のマッシュポテト。玉葱の風味が食欲をそそり、甘めのソースとともに、ソーセージにつけて食べれば、顔も緩む。

2012年1月10日火曜日

Cafe Rouge


 ロンドンを歩いていると、やたらに見かける店、Cafe Rouge。チェーンのフレンチだが、なかなか本格的な料理を出すし、ワインの品揃えも豊富。しかも、リーズナブルで使い勝手が良い。
 うちは2人とも大食漢ではないので、量の多い場合は、数品をシェア。昔なら、マナー違反かもしれないが、最近は、イギリスでも"mottainai"は浸透していると勝手に解釈し、どの店でもそうしている。
 ここもボリュームはあるので、前菜2品、メイン1品を分け合うくらいがちょうど良い。味はバター抑えめでライトだが、塩気は塩っぱいギリギリのところまで効いていて、ワインにぴったり。
 三ツ星とは言わないが、チェーンというレベルの味では、決してない。 万人受けする店でもあると思う。

HOTEL 65


 地下鉄Hammersmith駅から北に徒歩10分。ここ3回の宿泊先HOTEL 65がある。65は65番地のことで、拡張に拡張を重ねた結果、現在は、65の他、67、69、73、61に別棟がある。フロントとインターネットもできる食堂は65。
 これまでシングル、ダブル、ツインに泊まったが、2010年10月に6泊したツイン以外は、正直狭かった。この時は、H.I.S.経由での予約だったので、広めの部屋になったのかもしれない。ただ、1泊1人£50~60程度。スタッフも親切だし、シャワーもちゃんとお湯が出る。掃除も毎日やってくれるので文句は言えまい。
 ホテルの正面には、バス停。周りには、レストラン、スーパー、ちょっとしたコンビニ(もちろん24時間ではない)もあって便利。

 ホテルとは直接関係ないが、ロンドンの中心から少し離れているとは言え、地下鉄・バスのターミナルになっているHammersmithは、もの凄く便利。
 安宿で十分な人には、お薦め。因みに、この界隈、こういう宿がたくさんある。次回、違うところに泊まるのも良いかな〜。そう言いながら、65の扉を開けてそうだが。

How to get the ticket I wanna go


 今回、訳あって、1人旅ながら、Manic Street Preachers、The Levellersともに、チケットは各2枚持っていた。

 まず、Manic Street Preachers。渡英を決めた時には、すでにほとんどのチケットが売り切れていて、Ticker Master UKで買えたのは、天井席。
 2週間ほどでチケットは届いたが、その後、アリーナ20枚追加とのアナウンスがtwitter上で流れたので、即、Ticker Masterに飛んで購入。
  この時、チケットは、”Box Office Collection”になると通知された。調べてみると、”Box Office Collection”は、いわゆる会場取り置きとのこと。O2アリーナクラスの会場で、取り置きとは、やや心配になるも仕方ない。

 一方、The Levellersは、余裕を持ってチケットを頼んだはずが、泣けど暮らせど届かない。そこで、Ticker Masterに確認メールを送るとともに、O2 Brixtonのバルコニー席を改めて保険として購入。公演間近なので、”Box Office Collection”に。そして、Ticker Masterからが遅れること数日、もともと買っていたアリーナのチケットも”Box Office”に来れば再発行するとの返事が来た。
 
 したがって各2枚。いろんな角度からライブが見られるってことで、自分を納得させて、計4枚のチケットを手に渡英した次第だ。
 結局、”Box Office Collection”のチケットは、会場のチケット売り場で、予約番号と決済に使ったクレジットカードを提示し無事ゲット。このサービスを使っている人は多いみたいで、チケット売り場は結構混雑してたな。
 ところで、Ticker Masterとやり取りしたこともあって、前回は気づかなかった日英チケット事情の違いも分かってきた。
 イギリスでは、購入時にエリア・座席が選べる。The Levellersの場合は、1階2階くらいの違いしかないが、O2アリーナは、座席まで指定できた。
 それから、保険に入ることで、公演中止や延期だけでなく、不測の事態が起きた場合、払い戻しが受けられる。
 ソールドアウトになったチケットを手に入れるには、Ticker Masterも提携している”GET ME IN!”。言ってみれば、合法のダフ屋だが、なかなか便利そうだ。

2012年1月9日月曜日

Bus & Underground


 ロンドン市内の移動に欠かせないのが、青いオイスターカード。
 ロンドンはバス、地下鉄ともに割高だが、チャージ式のこのカードを使えば、バスと地下鉄に一日どれだけ乗っても£8.40(ゾーン1~2。月~金の5:30~9:30、16:00~19:00の場合。それ以外の曜日・時間帯は、£7.00)以上引かれることはない。特に、私のように、風景任せで、バスを途中下車するような人間には、必須。例え、ゾーン6まで遠出しても、最高£15.80だから、利用しないと絶対損。ただし、一部使えない路線もあるので注意は必要だが。
 そして、旅人のマストアイテムが地図。バスと地下鉄をより満喫したいなら、必ずほしい、この2冊。特にバスマップは、細かい路線まで分かるので、便利。昨年末に行った時に、2012版が出ていたので、もちろん手にいれた。
 今年も行く気満々なのである。

Markets in London

 ロンドンでは、週末、市内のいたるところで、マーケットが開かれる。Rough Tradeに近いPortobelloの骨董市は特に有名だが、最近では、地産地消やオーガニックを売りにした出店をメインとした市も多いようだ。


 ロンドンアイの裏手にも、 けっこう大きい市が出る。食いしん坊には、ここお薦め。こないだは、キャベツの酢漬けとソーセージを煮込んだポーランド料理と、ポルトガル産のソーセージサンドとビールとともに、連食。本人が言うのも何だか、小食ゆえ立て続けに食べるのは珍しい。それほど、美味い。


 次回は、大鍋でグツグツ煮込まれたパエリアをぜひ。


 その他にも、2つ紹介。Kings Rd.のSalone Sq.側、スーパーマーケットPartridges前の広場では、毎週土曜日。どちらかと言えば、高級食材が並ぶが、Partridgesのイートインも凄いので食べ過ぎには注意が必要。


 Merylebone St.の市場は日曜日の朝。こちらは、イギリスのものが中心で、どちらかと言えば、ロンドン市民が中心なのかと。

 日本の資本の香りがするイベント系と違って、どの市場も個性があるし、何より出展者がかぶってない。これは、日本も見習うべき。

2012年1月8日日曜日

The Rock & Sole Plaice


 コヴェント・ガーデンの北側にある、フィッシュ&チップスの有名店、The Rock & Sole Plaice。フィッシュと言えば、イギリス料理の代表的存在ながら、今いち日本では評価が低いように思う。
 数種類ある魚から選び、その場で揚げられる、ここのフィッシュは、塩だけのシンプルな味わい。この日、選んだのは、鱈(cod)。へんな臭みもなく、熱々のフィッシュを頬張り、ビールを一口。ちょっと飽きてきたら、ビネガーやタルタルで味の変化を楽しんでも良い。ただ、そうとうのボリューム。シェアしても大丈夫とのことで、2人で1皿をシェアした。
 冬でも、店外のテーブルとベンチで食べることができる。ロンドンに珍しく天気が良ければ、ぜひ。

2012年1月7日土曜日

The sweetest food in the world

 
 
 その昔、料理がまずいと言われていたイギリスにあっても、インド料理は美味かった。そして今でも美味い。 
 いつも泊まるHOTEL 65の近くにも、RAJ of INDIAというインド料理店がある。店は高級に見えるが、いたってカジュアル。近所の人たちが飲みながらワイワイ楽しそうに食べている。
 もちろんカレーも美味い。冷めないように、保温されたプレートなど、サービスも心憎い。ワインの品揃えも良かった。高くないし。
 で、世界で一番甘いと店の人に薦められたデザートが、まさに特筆に値する味。ホットorアイスと聞かれるが、ホットがより美味いとのこと。
 そして、供されたのは、スープに浸されたベビーカステラ大のドーナツ。一口食べると、あま〜いシロップが広がる。でも、さらっとしていて、また、ドーナツの中に入っているピスタチオがアクセントになり、スパイシーな口の中をすっきりさせてくれる。これは、あり。

HAMBURGER

 
 ロンドン市内に3店舗ある、オーガニックのハンバーガーショップ、Byron。日本にも、Baker Bounceなど、ファストフードとは一線を画すバーガーショップは数多いが、Byronは、そこまでアメリカンな感じはない。
 アメリカのハンバーガー好きのオーナーが、イギリスの食材で、イギリスっぽく提供したいと、店をオープンしたのが2007年。2010年に訪れたが、開店と同時に満席になる人気店だった。
 バンズは、普通のハンバーガーのものよりも噛みごたえがあり、小麦の味もしっかりする。肉は赤みでつなぎなし。ジューシーだが脂っぽさはない。新鮮な野菜と、香り高いチーズ、そしてベーコンがベストマッチ。オニオンリングと皮付きポテトも、野菜の旨味を残しつつも、ちゃんとした料理になっている。

 
 合わせるのは、サイダー。キンキンに冷やされたグラスに注ぐ、濃いめで甘さ控えめのサイダーが、口の中をリセットする。そして、再び口にするハンバーガーが美味いのである。

Which air line do I like?


 3回の渡英で使った航空会社は、3社。ヴァージン・アトランティック、全日空、そしてブリティッシュ・エアウェイズ。もちろんエコノミーだが、どの会社も、シートが前後左右に広くなり、機内食も十分食べられるようになっていた。
昔の、と言っても20年ほど前だが、国際線のエコノミーは狭いは、サービス悪いは、アメリカのNWなんか、客は禁煙なのに、アテンダントが奥でタバコを吸う始末。そんな時代を妙に懐かしくも感じる。いや、断然今の方が良い。


ヴァージンは、その成り立ちから、ポップなイメージ。トイレの照明は、確かにポップ。「機内の音楽良いらしいね」と聞かれることも多い。確かに、Primal Scream”Come Together”PVを初めて観たのは、20数年前、ヴァージンの機内。でも今は、他と比べて、良いかと言えば、・・・。
機内食には、日本食もあって、冷たかったが、まぁ合格点。10月末のフライトで、夜中にアイスが出たのには、驚いたけど。


機内食なら、全日空が頑張っていた。熱いものは、熱く、冷たいものは、冷たい。これまで食べた機内食では、一番お気に入り。こちらは、夜中に、軽食として、ミニ・ハンバーガー。これがけっこう美味かった。
日本航空のも食べてみたい。次回は、JALかな~。


ブリティッシュ・エアで良かったのは、まずシート。広くなったとは言え、長旅を終える頃には、尾骶骨のあたりがいつも痛む。ブリティッシュ・エアでは、それがなかった。
あと、それこそ機内の音楽。アーティストのアルバムごと聴けるようになっているのだが、そのセレクションが素晴らしい過ぎる。Joy DivisionThe StoogesDeep PurplePink FloydThe WhoINXSABCThe Velvet UndergroundPrimal Scream…。まさにスカイハイなひと時を楽しめた。
機内食に関しては、特筆すべき点はないが、シートと音楽では、他の追随を許さない。