2012年1月4日水曜日

Brook Green Cafe

 ロンドンに行ったと言うと、必ず「ご飯、美味しくないんでしょ」と聞かれる。特に、イングリッシュ・ブレックファストに対する評価は、食べたことない人も含めて低い。
 そこで、ロンドン、いやイギリスの名誉回復に向けて、ここんとこの滞在で印象に残った店を紹介していきたい。


 Brook Green Cafeは、このところの常宿、HammersmithのHotel 65に近く、一昨年、朝早くから労働者で賑わう店内のようすが気になり、入った店。以来、マストになってしまった。
 朝食は、単品で頼めるが、紅茶かコーヒーが付くセットがお薦め。プレート上の品数で値段が変わる。


 ソーセージ、二枚のベーコン、フライドエッグ、ビーンズにポテト、パンはトーストしてもしなくても。そして、多めの紅茶で、5£。1人じゃ絶対無理な量。シェアしても、別に何も言われないので、遠慮なく。因みに、紅茶は、"ストレート"と言うとミルクが入ってくるので、"ブラック"をオーダー。寒い朝、体を温め元気をくれる朝飯だ。


 こっちは、トマトとマッシュルームのソテーが入った軽めのセット。とは言え、1人で食べるには覚悟が必要な、over 40。


 そして、これは、"Burger" という文字に引かれて注文したセット。某大手ファストフード店のマフィンに入っているソーセージっぽい食感で、わるかない。

 ソーセージやベーコンは既製品、ビーンズも缶詰だし、ポテトも冷凍。しかし、インスタントラーメンだって作り手のうまさが出るように、この店の味は、どれも上出来。それを、ホールのスタッフが、愛想が良いとまでは言わないが、さりげない一言をかけながらサーブする。そんな心地よい空間で、地元の人と過ごす朝のひと時。また必ず訪れたい。